フラジャイル

水曜よる10時は

フラジャイル

www.fujitv.co.jp

 

見てますか?

優秀だけど変わり者の病理医 岸本先生(長瀬智也)と、

そこで修行する新米病理医 宮崎先生(武井咲)。

病理では、デキる臨床検査技師の森井くん(野村周平)が

岸本先生の診断を裏付ける標本を作製していて…

 

という感じで様々な症例に向き合っていくストーリーなのですが。

ドラマに臨床検査技師、しかも病理の…

ってすごい出世~!!

と思ったのもつかの間、

このドラマは臨床検査技師の心の隙間を突いてくる

なかなかいやらしいドラマ。

 

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臨床検査技師の森井君は、

本当は医者になりたくて医学部に入学したけど

家の事情で学費が払えなくなって中退。

そして、臨床検査技師の道を選んだのです。

臨床検査技師としては非常に優秀。

だけど、病院にいるとどうしても医師との格差を感じる日々。

新米病理医の宮崎先生が見慣れない標本にきゃっきゃして、

それでも周りからは無条件に期待され、

ちょっとカチーン。

仕事量としては1人で5人分の仕事をこなす…

が、技師は技師の給料。

検体取り違えが発生したとき、

一番に疑惑の目を向けられたのは自分。

時々感じる「自分は使い捨てですか?」感。

岸本先生は自分の腕を認めてくれているけど、けど、けど。。

こっそり医学部再受験の勉強を始めてみる。

 

 

ゴールデンタイムのドラマにこの描写いる!?

この心理をなぜ知っている??

 

「わーなんか新しいドラマやってるー」

となにげなく無防備で観始めたら

ボコボコにやられました。

 

 

その他も病理学的検査についてかなり細かく描写されていて、

調査が素晴らしいと思います。

医療従事者以外に理解されているかは分かりません…。

 

 

森井君が幸せな未来に辿り着きますように。

激しく願います。

 

 

あ、あと、

松井玲奈ちゃんが製薬会社MRの役をやってるのですが、

会社員時代のメンバーに似ててリアルすぎる。

派手すぎず、でも医療従事者とは何か違う都会のオーラ出してる~。

 

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